【英語学習インタビュー】高校英語|英語を得点源にする方法

お役立ち 2025年10月22日

大学受験で英語を得点源にできるかどうかは、合否を左右する大きな要素です。
今回のインタビューでは、地方から現役で東京大学に合格した木下講師が、英語の点数を安定させるための勉強法と考え方を語ります。
中学との違い、基礎を早く固める方法、単語力の鍛え方など、高1・高2生でも今日から実践できる内容を具体的に紹介します。

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連載:難関大合格者インタビュー#3

トウコベで学習プランナーを務める難関大合格者を取材し、合格までの学習法や思考法を訊く企画です。

今回は、英語を得点源とし、東京大学に合格した学習プランナーです。

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木下講師(学習プランナー)

東京大学経済学部経営学科4年。学習プランナーとして150名以上の学習相談を行い、多くの生徒の成績向上に貢献。自身の受験では強みを生かした得点戦略で、地方から現役で東京大学に合格した。

1. 英語が得点源になると大きな強みになる

英語は大学入試においてどんな特徴がありますか?
英語は数学などの科目に比べて、正しい手順で学べば点数が安定しやすく実力が反映されやすい科目だと言われています。そのため大学受験の得点状況を見ると、英語を得点源にできた受験生ほど合格率が高い傾向にあります。
どんな人ほど英語の勉強をした方がいいですか?
英語は文系・理系を問わず配点が高くなることが多く、大学入学後も英語文献を読む機会が増えます。つまり、誰にとっても投資対効果の高い必須科目と言えます。

2. 中学の勉強との違い

高校に入ってから中学までの学習と変えたことなどはありますか?
一番の違いは学習ペースと総量です。大学受験は準備期間もやるべき量も大きいので、高1・高2のうちに基礎を完了させ、入試対策へ十分な時間を割けるように設計していました。
高校に入学してから英語学習において特に力を入れていたことはなんですか?
重点は単語の強化英文解釈です。中学段階から単語は重視していましたが、高校ではさらに語彙を底上げ。英文解釈は受験学習の核として早期に着手しました。

3. 基礎をはやく固めるために

どのようにハイペースな学習を進めていましたか?
効率を上げる鍵は、学習の順序を守ることと理解の時間を短くすること。無駄な反復を減らし、必要な理解だけを素早く積み上げます。
学習の順序を守るとはどういうことですか?
英語は単元の連関が強いので、前提が崩れたまま次へ進まないのが鉄則です。例えば過去完了は、過去形と完了形の理解が必須。つまずいたら立ち止まり、原因単元を先に修復してから先へ進みます。長文も同様で、必要なレベルの語彙・文法を満たしてから取り組む順序を守りました。
理解にかける時間を短くするために効果的なことはありますか?
インプットとアウトプットを同時進行にすることです。問題演習の中で理解を深めれば、自分の弱点が可視化され、そこにだけ資源投下できます。結果として文法書の抽象記述も、実例に触れることで理解が速くなります。

4. 単語力の強化

高校の英単語はどのように行なっていましたか?
高校でも英検を活用し、高1で準1級取得を目標に据えました。準1級レベルの単語帳を徹底反復し、早期に語彙の地盤を完成。その後の長文読解が一気に楽になります。
英単語帳はどのように使っていましたか?
書くよりも接触回数を増やす運用です。日本語訳を隠し、見て即答できるかを判定。目安は1日およそ200語を扱い、同じセットを1週間回す。英作文は頻出語で十分なので、和訳想起の速度を重視しました。

5. 高校生のみなさんへ

今英語の勉強に励んでいる人や頑張ろうとしている人へメッセージをお願いします。
英語は方向性と量を外さなければ成果が出やすい科目です。今日のポイントを基準に進めれば、確実に積み上がります。ただ、独学だと「今やっていることが最短か」不安になることも多いはず。トウコベでは、目標から逆算した優先順位づけと、1対1の解説で理解の速度を上げる運用を提供します。