部活と勉強を両立するために必要な習慣とは?

お役立ち 2025年9月1日

部活と勉強を両立できずに悩んでいませんか?
「3日坊主で勉強が続かない」「家庭学習が習慣化しない」「部活で疲れて机に向かう気力がない」――多くの保護者から寄せられる声です。
本記事では、現役京大生が実践した工夫をもとに、すぐに取り入れられる5つの習慣づくりの方法を解説します。

部活と勉強を両立するイメージ

著者写真

執筆者:竹村陽希(学習プランナー)

京都大学経済学部3年生。高校3年生の夏まで陸上部に所属しながらも、D判定から成績を大きく向上させた経験を持つ。現在は学習プランナーとして、これまでに30名の生徒を指導してきた。


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なぜ家庭学習が続かないのか?

理由の多くは「勉強=つらい・つまらない」というネガティブな印象です。部活動では「練習すれば上達する」「チームの一員として貢献できる」といった明確な目標と達成感がありますが、勉強では成果が見えにくく、モチベーションを維持しにくいのが現実です。

さらに部活動で疲労した状態では、集中力を要する学習への取り組みがより困難になります。小さな達成と適度な休憩を計画的に積み重ね、「できた」を体験できる設計にすると継続しやすくなります。

楽しく継続させる5つのコツ

以下の5つはどれも今日から実行可能で、部活動で忙しい学生でも無理なく実践できる方法です。

コツ①:ご褒美を設定して取り組む

ご褒美を活用した学習継続のイメージ

達成や出来栄えに応じて小さなご褒美を用意すると、学習への着手・継続のハードルが大幅に下がります。効果的なのは「努力と成果に見合った適切な報酬」を設計することです。

「ページ数」「問題数」など達成基準を先に決め、達成と同時に「お菓子を食べる」「好きな曲を聴く」など小さな楽しみを連動させましょう。

コツ②:勉強したくなる環境を整える

学習環境は成績に直結する重要な要素です。スマートフォンが視界にあるだけで集中力が下がるという研究結果もあります[1]。部活動後の疲労状態では、特に誘惑に対する抵抗力が低下します。

学習中はスマホを視界外(可能なら別室)へ移し、開始時刻と場所を固定して迷いを減らしましょう。

コツ③:ポモドーロ・テクニック

25分学習+5分休憩」を繰り返し、4セットごとに15〜30分の長休憩を入れる手法です。計画的な休憩は自己流の休憩より学習効果が高いという研究結果もあります[2]

コツ④:学習の見える化を行う

進捗を記録・確認する行為は目標達成を後押しするという研究結果があります[3]

チェックリストを作成し、学習状況を可視化しましょう。学習内容を視覚化することで、小さな進歩を実感し、継続への意欲を維持できます。

コツ⑤:学習内容を共有・説明する

家族や先生に学習の様子を共有すると取り組みが安定しやすくなります。学んだことを人に説明すると理解が深まり学習量も増えやすくなります。

「今日学んだこと」を口頭で3分説明してみましょう。

トウコベが家庭学習の継続をサポート

5つのコツを組み合わせると、家庭学習は確実に続けやすくなります。とはいえ、部活と勉強の両立は個別の状況に応じた細やかな設計と継続的な見守りが重要です。オンライン個別指導「トウコベ」では、現役の難関大講師が一人ひとりの部活動スケジュールや学習レベルに合わせて、学習計画の立案から日々のモニタリングまで丁寧に伴走します。

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引用研究

[1] Ward et al. (2017):スマートフォンの存在だけで認知能力が低下することを実証。

[2] Biwer et al. (2023):ポモドーロ型が自己流休憩より学習体験・完了率で優位であることを実証。

[3] Harkin et al. (2016):進捗の記録・確認が目標達成を後押しする効果を示すメタ分析。