【京大】2次試験数学9割達成の勉強法とは?
学の成績が安定しない、解法を覚えても応用問題で行き詰まってしまう――そんな悩みを抱える受験生は多いのではないでしょうか。
単なる解法暗記に頼らない、本質的な数学力向上の秘訣について解説しました。

連載:難関大合格者インタビュー#1
トウコベで学習プランナーを務める難関大合格者を取材し、合格までの学習法や思考法を訊く企画です。
今回は、京都大学に合格し2次試験の数学で9割を獲得した学習プランナーです。
高校時代の数学勉強法について
解けなかった問題は「どのように考えたら解けたのか?」を考え、問題集にメモするようにしていました。
言語化とは、なぜその解法になるのか、なぜその発想が生まれるのかを言葉で説明することです。言語化をすることで理解が深くなることに加え、初見問題への対応力が格段に向上しました。
構造化とは、典型問題の解法パターンをフローチャートのように体系的に整理することです。点数が安定し、標準問題を解くスピードも大幅に向上しました。
高校3年生・受験期の取り組みについて
現役生は浪人生と比べて演習量が圧倒的に少なくなるため、とにかく多くの問題に触れることを最優先にしていました。時間をかけて手を動かしている余裕はなかったので、網羅系問題集では「問題を見て解法方針を考える→解答を見て方針が合っているか確認する」という効率重視の学習法を採用しました。
京都大学対策について
実際に解いてみると、一見異なる問題でも本質的には似たような思考プロセスを要求する問題が多いことに気づきました。この気づきにより、京都大学特有の問題傾向に対応できるようになりました。
また、京都大学の数学は発想力を求められることが多いのですが、ここで普段から言語化しながら演習に取り組んでいたことが大いに活かされました。
これから数学を学ぶ人へのアドバイス
言語化は最初は自分で行うのが難しいと思うので、教えるのが上手な人の教え方を真似するようにしましょう。次に、相手に対して教えるように言語化してみることをお勧めします。
最初は自力での言語化が困難なため、教えるのが上手な人の指導を受けることが近道です。
自分が学習プランナーを務めるトウコベでは、難関大学出身の講師と1対1で授業を受けることができます。講師に「自分の方針」を説明し、理解が不十分な部分の指摘や表現の微調整を受けることで、短期間で再現性の高い思考手順を身に付けることが可能です。